雪に閉じ込められて、氷の獣人アルファに溺愛されています
あらすじ
Sunniva(スニーヴァ)——みんなからは「Nivi(ニヴィ)」と呼ばれている。弟のToby(トビー)が獣人として目覚めてしまった日から、私の人生は逃亡の連続になった。コンコルド領の「名簿」に弟の名前が書き込まれる前に、なんとかこの土地から連れ出さなきゃいけない。 でも、凍った路面にハンドルを取られて、トラックは谷底へ。目を覚ました私を雪の中から掘り出したのは、Rurik Vondrak(ルリク・ヴォンドラック)——冷酷で、誰もが恐れる隣の群れのアルファだった。 彼は、毒のせいで匂いを感じ取る力を失っている。なのに、どうしてか私の匂いだけは分かるのだという。 「三日後に役人が来る。それまで、俺の番のふりをしろ」 そうして始まった、よんじゅう日間の偽りの求愛。ひとつ屋根の下、見張りの目に囲まれて。素っ気ない態度の裏で、彼は私が食べられないものを覚えていて、寒がる私のためにいつの間にか薪を足している。……この人、本当は何を考えているんだろう。 ふりのはずだった絆は、少しずつ本物に変わっていく。けれどその頃、私はひとつの事実にたどり着いてしまう。彼から匂いを奪った毒は、母が遺した調合書と同じものだった——。 群れも、弟も、そして私自身も。すべてを「合法的に」奪いに来る者がいる。その足音は、もうすぐそこまで来ていた。
チャプター 全20話中6話無料
- 1 血の匂いは、あの人の土地に届いた 無料
- 2 匂いが戻った夜、たったひとつだけ 無料
- 3 ラベルを貼り替えた、四つの瓶 無料
- 4 四十日の約束 無料
- 5 匂いの、練習 無料
- 6 道に撒かれた塩 無料
- 7 誰も座らない椅子 ロック中
- 8 糸を結ぶ部屋 ロック中
- 9 契約の証明は、雪の市場で ロック中
- 10 凍える市場で、私はあなたに首筋を差し出す ロック中
- 11 発情の予兆 ロック中
- 12 扉越しの三日間、発情期の彼を拒んだ夜 ロック中
- 13 名簿に載っていた名前 ロック中
- 14 扉の前に立っていた女 ロック中
- 15 すべて合法的に ロック中
- 16 母が遺した毒 ロック中
- 17 見られてるからじゃなく、あなたが欲しいから ロック中
- 18 角笛が二度、鳴った ロック中
- 19 白に沈む ロック中
- 20 残りの日、全部あげる ロック中